カルサイネイザン研修タイ旅行記2016/02 -07キャッシングできね-

先生のスパではクレジットカードが利用できません。
レッスン前日そのことを知りました。

私はクレジットカードで支払ってマイルを貯める気満々だったので受講料分の現金は持って来ていませんでした。
事情を通訳の方に説明すると「じゃあ今から私とATMに行きましょう。そこでキャシングできますよね」と速攻車に乗せられました。
通訳の方は山村紅葉似で、以前は保険の営業をやっていたという経歴がストンと腹に落ちる感じの馬力の持ち主です。
「なんかこれ高い商品を略」とまた考えましたが、実際お支払いしなければならないので納得の上でATMへ行きました。

実は数日前、そろそろタイバーツのキャッシュが心細くなったからとチェンマイ市内の銀行の表にあるATMでキャッシングを試みていました。
VISAカードなので絶対大丈夫と思いきや何度やってもエラーが。
何度も操作するうちに画面が真っ暗になってカードが出てこなくなったので焦りまくって銀行の中に入りスタッフにSOSを発信しました。
横についてもらって確実に操作しても、いざ「さあ、現金出でよ!」というところまでくると「出せませんよ」的なメッセージが表示されて引き出せません。
今までこのカードで買い物して支払いが滞ったことはありません。
キャシングは使ったこともないので滞るもなにもありません。
スタッフも困り顔でなにか言って中にすっこんでしまいました。

食べて飲むぐらいなら困らないけど、おてんばするには心もとない分の現金しかなかったので私も必死です。
予備で持ってきていたJCBカードをダメ元で使ってみたらすんなり引き出せました。

いったいなんだったんだろう。

とにかくJCBなら使えることが分かっていたので、ATMではJCBを使ってキャッシングしました。
一日で引き出せる額に上限があって、施術料には足りなかったので、残りは明日引き出させてもらうことにしました。

翌日の朝、チェンマイの街のATMでキャシングしようとしたところ、限度額超えてますというメッセージ。
普段キャッシングは利用しておらずなんで?と思い他のATMでも試してみましたが同じメッセージが表示されて引き出せません。

いったいどうしたことかと思いましたが、とにかく現時点で引き出せないのは事実なので通訳の方を通じて残りの支払いは待っていただくことにしました。

ドミトリーに戻ってからIP電話でJCBに電話をして話を聞くと、メッセージのとおりで後2万円分しか引き出せませんという回答。
それでは困るので枠をひろげられないかと聞いたところ、私の持っているカード会社においては現在キャシングサービスそのものを終了しているのでそれもできませんと。

おてんばできないのはともかく、レッスン料は絶対支払わなければならないので途方にくれて、今度は先日おろせなかったVISAのカード会社に電話してみました。
「なぜキャシングが拒否られているのですか」と聞いたところ、なんと、私はこのカードを作った時に自分の意思でキャシング枠を0円に設定していることが判明。
キャシング利用開始には書類審査が不可避で、手続きにはどうしたって数週間かかる、今困っているのは理解できるけど申し訳ございません、とのこと。

言われてみると思い出しました。

JCBが利用できるカードは随分前に作ったものですが、VISAを含むそれ以外の現在使っているカードたちは、会社勤めをやめる際、自営業になったらカード作れないかもしれないと思い駆け込み的に申し込んだものです。
その際に、キャッシングが使えるとなるとそれに頼ってしまうかもしれない、と思いキャシング枠を0円にしていたのです。

あのとき良かれと思って判断したことがこんな結果を招くとは。
どのカードもショッピングは大丈夫ですと言われましたが、クンジー先生のところは先述のとおりクレジットカードを決済するシステムそのものがありません。

どうしよう。

困っていても仕方がないので、通訳の方に正直に現状をお話してみました。

すると、手数料は別途発生してしまうけれども、先生の知り合いが経営するスパでカード決済ができるので、そこでとりあえず決済して、先生は後日そこからレッスン料を受け取る、ということになりました。
先生としてはあまり嬉しい方法ではないことは想像に難くありませんが、選択肢は他にないので、その方法をお願いしました。
タイバーツの現金が心細いので、カードでレッスン料を全額支払うので既に支払った現金は返金していただけないか、と聞いてみたところそれもOKに。

助かりました。

万事休すと思いきや今回もなんとかなりました。

おてんばもできます。

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