カルサイネイザン研修タイ旅行記2016/02 -05カルサイネイザンを受ける-

今回のタイ研修の目的は内臓及び生殖器デトックスマッサージの習得です。

「チネイザン」「カルサイネイザン」と呼ばれる内臓デトックスマッサージと生殖器デトックスマッサージは厳密に言うと本来のタイ古式マッサージではありません。
マンタクチャというタイ生まれの中国人が、タイマッサージと中国の気功をミックスして独自に開発した手技で、タオガーデンという高級スパで施術されているものが広がったものです。
ちなみにチネイザンは漢字で書くと「気内臓療法」になります。

当店の睾丸マッサージ(ジャップカサイ)を含む男性機能強化プログラムでカルサイネイザンの手法も取り入れておりますが、独学の部分もあったので一度ちゃんとレッスンを受けておきたいとずっと思っていました。

チネイザンとカルサイネイザンのセラピスト及び講師としてタイで一番著名なのは、タオガーデンで長年セラピストおよび講師を務めてきたクンジー、クンニーというふたりの姉妹です。
チェンマイのロイクロやオンマッサージスクールなどのタイマッサージスクールで内臓及び生殖器のデトックスマッサージを教えている講師たちは、ほぼ彼女たちの教え子です。
現在姉妹は独立して、それぞれ自分のスパで施術及びレッスンを行っています。

彼女たちはホームページを持っておらず、アクセス方法がわからなかったのですが、前回チェンマイに行った時に知り合った日本人女性とメールでやりとりしている中で、彼女の紹介でクンジー氏のレッスンを受けられることになりました。

クンジー氏とクンニー氏では手法がやや異なっているそうで、よく日本人が行くスクールで教えているのはクンニー氏のスタイルだそうです。
なのでクンジースタイルを身につけるのは他店との差別化が図れていいんじゃないかと思いました。

私が日本で施術する時はもちろん治療ではなくリラクゼーションとしてお客様にご提供さしあげますが、この手技はタイでは準医療行為として承認されているそうで、実際私のレッスン期間中、腎臓を患っているアメリカ人男性がクンジー氏の施術を受けに来ていました。
通訳の人によると彼はそのためだけに1ヶ月チェンマイに滞在しているそうです。
クンジー先生すげぇ。

レッスン前日、先生の施術を受けました。

先生のスパはチェンマイの中心地である旧市街から離れた郊外にあるので車で送迎してもらいました。

到着するとそこは郊外というかとてものどかな田舎。

先生のスパの前は牧場になっていて牛が放牧されていました。

先生は小柄ながらエネルギーを放っておられます。

さすがカリスマセラピスト。

さて、最初にチネイザン。

お腹が硬いというのは心身にトラブルを抱えているということなのですが、押されるところ押されるところまぁ痛い痛い。
先生から「お前硬すぎ。明日も受けに来い」と言われました。
「明日は私あなたのレッスンを受けに来るんですよ」と心で突っ込んでおきました。

カルサイネイザンでは主に丹田と睾丸に対して施術がなされます。
私が前回チェンマイで習得した睾丸マッサージ(ジャップカサイ)では睾丸を引っ張るのですが、カルサイネイザンでは引っ張らず指で睾丸の表面を撫でるだけです。
なのにこれがえらいこと痛い痛い。
カルサイネイザンのカルサイは、正常な「流れ」を妨げるカタマリのことを指します。
先生は私の睾丸にある「カルサイ」を指で探り当てて施術しているわけですが、鼠径部から背中、脚にかけて強烈な刺激が走りまくって身を捩りました。

さて施術終了。
あれほど阿鼻叫喚だったのに不思議な爽快感があって視界がクリアに。

そして、自分の睾丸を触って確認すると、ずっしりと重量感があって驚きました。

先生が私を鏡に連れて行き「御覧なさい。来た時はくたびれた顔をしていたけれど若返ったよッ」といいました。
自分でもそれは実感しましたが、通訳の人までもが「私も驚いたわ」的に畳み掛けてこられたので、「なんか高い品物を売りつけるときの手法みたい」なんて考えがよぎりました。
しかしその刹那、いちいちそんな捉え方をする人間だからお腹が硬くなっちゃうんだよ、と己に猛省を促しました。

素直な自分に生まれ変わって柔らかいお腹を手に入れたい。

世知辛い日本社会で日々暮らしている男性のお腹も柔らかくして差し上げたい。

明日からいよいよレッスンです。

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