カルサイネイザン研修タイ旅行記2016/02 -03「俺は宍戸錠を知っている!」-

知人と食事とお茶した後、「このバスに乗ればエアポートエクスプレスの駅に行けます」と教わって一人でローカルバスに乗りました。
観光客にとってタイローカルバスはとても分かりにくいのでほとんど利用されません。実際バスの中はタイ人だらけ。これはいい体験です。

さて、googlemapで降りるところを確認しながら乗りましたが、結構手前でバスは止まり、乗り続けようとする私に、お客さんたちが「ここで降りるんだよ。ここで降りるんだよ」というオーラを放ってきます。
どうやらバスはここまでのようです。

エアポート・エクスプレスの高架は目視出来たので歩いて行きましたが、駅はあるものの、それは高架下にあってしかも国鉄の駅でエアポートラインの駅ではありません。

「あるって言ったものそんなことないはずと」ウロウロしたけど高架を見上げても全く駅がみあたりません。

お巡りさんに聞いてもお互い英語が不得手な感じで要領を得ず、もう一度googlemapで確認したら徒歩20分のところに駅が。

18:00に飛行機は飛び立つのに時間を見ると17:10を回ってます。

途中で見かけたワンコ。

わー、かわいい。

って写真を撮りましたが流石にやばい。
こんなもん撮っている場合じゃない。

とにかくタクシーを捕まえて近くにあるエアポートエキスプレスの駅まで行ってくれと頼みましたが、おじいさんドライバーはなにやら「タクシーでこのまま空港に行った方がいい、あの駅にくる電車は30分置きだぞ、行ったばかりだと30分待つぞ」と言っているようです。

「ところで何時の飛行機だ」と聞かれた気がしたので18:00と答えたらじいちゃんえらいこと驚いて、「だったらこのままタクシーかバイタク(バイクのタクシー)がいい。ただしバイタクは高速乗れないからタクシー択だ。不安に思うな。大丈夫、まかせろ。俺はタイ人だ!」とおじいちゃんドライバーがヒャッハーニュアンスでまくしたてましたが如何せんパニクった私に細かいニュアンスなど分かるはずもなく、上記の英語はほぼエスパーになって受信しました。
最後の「I am Thai!」というのが引っかかりましたが、ここは「だめでもまあいいじゃんというお国柄の人間だ」ではなく「俺は漢だ!」というニュアンスだと解釈することにしました。

高速に入るレーンがえらいこと混んでいて、オワタと思ったら、じいちゃん、なんと隣のレーンで最前列までグイーンと進みそこから強引な割り込み。
「ヒャッハー!捕まったら500バーツの罰金だよ!お前にだけだぞ、こんなことするのは!ハハハ!」と大興奮。
私も「ヒャッハー!」と大興奮。

なんとか高速に乗りましたがジャムってます。
私の不安を察したのか「なに、17:32分に入り口に着く。国内線は20分前に行けばいい。B社のゲート前で降ろしてやるから心配するな」「俺は宍戸錠を知っている。彼がタイに来た時に乗せた」というじいちゃん。
宍戸錠の件はもっとなにか言ってたのですが私のヒアリング力ではこれが限界でした。

タクシーが予告編通り32分にゲートへ入った時はおじいちゃんも俺もヒャッハー!
すごいよじいちゃん、You are Thai!

じいちゃん、仕事終わって家に帰ったらこの自分の大活躍を手振り身振りを交えて奥さんに話すはずです。

そしてその冷めやらぬ興奮で久しぶりに略

ダッシュでB社カウンターへ行くと長蛇の列でしたが、列最後尾にいた係員にEチケットを見せるとギリギリっぷりに驚いて並ばなくていいカウンターへ導いてくれました。
ともあれ、チェックインしてしまえばこっちのものですが、搭乗ゲートがこれまた遠い遠い。

出発時刻まであと15分切ってるよね、と走りながらチケットを見たら17:40分になっていて「あれ?え?」とたじろいでeチケットの方を確認したところ18:00発ではなく18:20発になってます。

また出発時間を間違えていたようです。
どういう理由で17:40発の発券がなされたのか分かりませんが、とにかく搭乗ゲートに到着しました。
そしたら飛行機が遅れているらしく、ここで20分待ちぼうけ。
映画のようなドキドキを味わいましたがとにかく間に合って、17:40発と書かれたチケットで何事もなく搭乗できて、めでたくクラビ到着。

Agodaというサイトでホテルを予約した際、空港送迎希望にチェック入れたのですが、お約束通り来ておりません。
ホテルに電話してあれやこれやするエネルギーはもうありませんし、途方に暮れ続けている訳にはいきません。
ぐるっと見渡すとホテル行きシャトルバスカウンターがあったので利用しました。
出発するまでバスの中に20分間ひとりで放置されたのでものすごく不安でした。

人生初のリゾートホテルです。
周りほとんどヨーロッパ人。

なんとなく優雅で居心地悪いです。

映画「ザ・ビーチ」のロケ地、マヤベイにいきました。
レオさまが踏んだ砂を私も踏みました。
中国語が飛び交っており耳だけ済ましているとここは波の音付きのマツキヨ新宿店です。

サンセット眺めながらシーメーです。
ひとりは好きですけどこのときは嫌いでした。

そのうち空が釈迦如来に扮した高峰三枝子(西遊記)が現れそうな有難い感じになってきました。

先月タイから帰ってきた友達から勧められてライレイビーチにいきました。
島ではないのに道路がないため船でしか行けない正に陸の孤島。

溢れる観光客で新宿のドンキ前みたいなマヤベイよりこちらがのんびりしていて素敵なので、私からも激しくリコメンドです。
iphoneのプレイリストに入れてあったゴンチチでも聴いて雰囲気を高めるか、と再生してみたんですがデータをデバイスには落としていないことに気づき、ポケットWi-Fiが死ぬと思って慌てて切りました。

ライレイからホテルのあるアオナンへ帰る時も船ですが、この船は乗りたい人が6人に満たないと出てくれません。

13:00にホテルからシャトルバスが出ます。
計画では余裕を持って12:00に船頭さんに申し込むつもりでしたが、なんとなくビーチ沿いのレストランで食事してからにしようと思いついてオーダーしました。

12:30ぐらいに船に乗れれば13:00ホテル発には間に合うだろうと漠然と大丈夫だと思っての行動でしたが、席について少し具体的にシミュレーションしたところ、船を降りてからホテルまで歩く時間を計算にいれてなかったり、船を日本の鉄道並みに扱っていたことに気づきまして、12:15時点で食べ物が出てこない時に決断を下して、スタッフに全部払うからキャンセルする、時間がない、と泣きを入れました。
今できたのにと、スタッフは戸惑いながらもテイクアウトにしてもたせてくれました。
幸い船は割と早く出て12:30にアオナンに着いたので、アオナンのビーチ沿いの路上でパイナップル飯を早食いしてホテルへ帰りました。

 ライレイで12:30に船頭さんに頼んでいたら間違いなくアウトだったとおもいます。

シャトルバスは10分に遅れてきましたが、空港にはきっかり1時間前に到着しました。

さよならクラビ!

チェックインもスルスルっとすませて搭乗ゲートへ。

私が乗るのは15:30発のPG268です。

ここからバンコクへ戻り、バンコク発19:35の便に乗り継ぎます。
グラビ-バンコクは約1時間半。

グラビ15:30発なので余裕です。

PG268。

268!

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