自宅でできる骨盤底筋群(PC筋)のセルフケア方法

皆様、ステイホームの間に自宅でリンガムマッサージやED治療について学び、共有できる知識を提供しています。前回の「良好な勃起のためにできるトレーニングを紹介します」に続き、今回はご自宅で実行可能な「骨盤底筋群(PC筋)セルフケア」をご紹介いたします。

骨盤底筋群は、肛門の制御、尿の切り替え、そして射精中に大きく動く会陰部周りの筋肉群を指し、一般的にPC筋と略されます。このPC筋は、男性の性的エネルギーと欲求を高める上で非常に重要な役割を果たしています。強力な勃起力を持つ方々は、通常、この筋肉群が柔軟であることが多いです。

PC筋を意識的に緊張させることで、前立腺が刺激され、ホルモンとエンドルフィンが放出されます。また、PC筋を強化することで、より楽しいオルガスムスと強力な勃起を体験できるでしょう。さらに、男性はPC筋を使って射精とオルガスムスを分離するトレーニングも可能です。

以下にPC筋のエクササイズを紹介します。

リラックスして座り、あぐらをかいても構いません。もしくは椅子に座ってください。椅子に座る場合、前方に腰をかけ、足をしっかり床につけてください。

骨盤底筋群を意識し、鼻からゆっくりと深く呼吸し、口を少し突き出すように吐きます。この呼吸法を10回、非常にゆっくり、10回、中速で、10回、速く行います。

吐く際に肛門を締め、鼻からゆっくりと息を吸う際にリリースします。この動作を10回、非常にゆっくり、10回、中速で、10回、速く繰り返します。

同様の動作を行いますが、今度は尿道を締める要領で行います。つまり、尿を我慢する感覚です。

3番と同様に締める際に、骨盤底筋群を頭方向に引き上げるイメージを持ちます。

吐く際に骨盤底筋群を強く締め、吐ききった後、約6〜10秒間キープします。鼻からゆっくりと深呼吸をする際にリリースします。これを4-6回繰り返します。

仰向けになり、骨盤底筋群に意識を向けてください。エネルギーが体全体に広がり、細胞が活性化する感覚を味わってください。

最初にあぐらや椅子で行うと述べましたが、信号待ち、歯磨き、通勤中など、様々な場面で実践できます。また、簡単な方法として、排尿の際に数回中断してみることもできます。この呼吸法は、リンガムマッサージ中やマスターベーション時にも体内のエネルギー循環を促進し、快感を増加させるのに役立ちます。

次回は「湯船でのリンガムセルフマッサージ」についてお話しいたしますので、お楽しみに。

参考図書:Lingam-Massage (著) Jürgen Becker, Michaela Riedl

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