「ペニスの文化史」の中に「歴史に名を残すペニス」の章があります。
最初に取り上げられているのが古代エジプトの神、オシリスです。
オシリスは身内の陰謀で殺され、遺体はバラバラにされた上で川に流される。
オシリスの妻であるイシスがバラバラになった遺体を回収しますがペニスだけがみつらない。
蟹に食われてしまったからである。
回収してつなぎ合わせた遺体の股間に、死の神アヌビスが粘土で作ったペニスを置いた。
するとオシリスの身体はまた一つになり、そのペニスは水平に突き勃った。(身体が直立の状態において勃起角0°でということ。ちなみに神聖なペニスの描写のおいて古代エジプトは水平で、古代ギリシヤでは上に(≒腹ビタン)という違いがある。)
妻がオリシスのペニスを口に含み生命を吹き込むと、あら不思議、オリシスは命を取り戻した。
この行為が「聖なるフェラチオ」と呼ばれているそうです。
この奇跡をきっかけにイシスはファルス崇拝するようになったそうです。
「聖包皮」に続くパワーワード「聖フェラチオ」
余談ですが、俗な私達のそれは「凡フェラチオ」ってことになりますかね。
でも、ボンってフランス語で「良い」とか「おいしい」って意味なので、あながち間違えてもいないですね。
強引でしたね。
参考図書;ペニスの文化史 Marc Bonnard (原名), Michel Schouman (原名), 藤田 真利子 (翻訳)