睾丸マッサージ(ジャップカサイ)の「睾丸」とテストステロンについて

ステイホームの埋草にしていただけたらなと思い、「リンガムマッサージ」(ペニスマッサージ)という書籍を元に、みなさんと知識を共有したいとおもい、一連の投稿を続けてきました。 緊急事態宣言は解除されましたが、このまま続けてみたいと思います。

今回は当店の専門である睾丸マッサージ(ジャップカサイ)の「睾丸」について書いてみますね。

「睾丸」の正式名称は「精巣」です。

精巣の機能は、テストステロン合成と精子形成で、これらは視床下部-下垂体-性腺系により制御されています。 

テストステロンの作用は、胎児期には性分化、男性器の発達と二次性徴、精子形成、蛋白同化作用(体外より摂取した物質から蛋白質を作り出す作用)です。

精巣は前立腺と同じように、内部の性器に属しており、前立腺と同じように優しく触られると喜びます。

男らしい力と創造力の象徴として、16世紀後半までリンガムよりも強い象徴性を持っていました。
聖書にでてくる時代の人たちは、誓いを立てるときに、証人の睾丸に手をかざして誠意を確認していました。
ラテン語において睾丸という言葉は、目撃者を意味しています。
睾丸は英語でテスティクルと呼ばれますが、テスタテートやテスタメント(「聖なる契約」「神と人との契約」)のような言葉は、未だに残っています。

精巣は生涯で12兆個の精子を算出することができます。
精子の生成には72日必要です。

精巣を包む陰嚢は女性の大陰唇に相当し、精巣は子宮に相当します。
睾丸は精子の維持のために体温よりもやや低い温度を保つために、ホルモンによる制御で、放熱のためにのびたり、保温のために縮んだりします。

睾丸の中では精子と男性ホルモンのテストステロンが作られています。

ホルモンが体に吸収されると、精子は精巣上体(精巣の上に存在する柔らかい部分です)に移動して成熟し、射精するか体に再吸収されるまで貯蔵されます。

精巣と精巣上体には交感神経が分布していますが、これが含まれる感覚繊維が刺激されると、下腹部や鼠径部に独特の痛みが走ります。

当店のジャップカサイで痛みが走るのはこれです。

特に精巣上体は、自分でギュウーッツと強く圧迫してみるとわかりますが、ヤバイ感じの痛みが走ると思います。

バンコクのジャップカサイの先生は「ここを圧迫して脳に刺激を送るのよ」と教えて下さいましたが、痛みが尋常じゃないので当店では行っていません。

のはずなのですが、今までの施術の経験上、勃起力の強いお客様の中に、精巣上体への刺激が大変気持いいとおっしゃる方が少なからずいらっしゃいます。

理由はいまだにわかりません。

さて、陰嚢の中には精索というグニャグニャした管が存在しています。

それは精巣挙筋という筋肉に包まれています。

精巣挙筋は精巣を引き上げる筋肉です。

射精直前になるとタマが引き上がりますが、これは挙睾反射によるものです。

精巣挙筋に分布している神経は、太もも上部の内側の皮膚と繋がりがあるので、内もも上部をこすると、挙睾反射ってやつでタマがキュっと上がります。

これはわたしのただの想像ですが、マスターベーションの際、射精に向かってエキスパートをかける際に内ももをさする人がいると思います。

もしかしたら挙睾反射となにか関係あるのかもしれませんね。

参考図書:Lingam-Massage (著) Jürgen Becker, Michaela Riedl

参考図書:人体の正常構造と機能 Ⅵ生殖器 日本医事新報社

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