「リンガムマッサージ」ではリンガムマッサージによる早漏解消のヒントが紹介されています。
リンガムマッサージを受けている間、深く意識的に呼吸します。
そして、1 ~100のスケールであなたの射精しそうな状態がどのレベルにあるかを正確に観察します。
100は「ノーリターンポイント」、つまり射精が開始され、もはや止めることができない状態を意味します。
自分の射精しそうなレベルを見極めるのが上手になれば、意識的にそのプロセスに沿うことができるようになります。
早く射精して気持ちよくなりたいという願望を捨て、長時間かけることで得られる、より大きなオーガズムを得る決断をすることが必要になります。
リンガムマッサージを受けている時に「ポイント オブ ノーリターン」に近づいたらすぐに、マッサージ師にサイン(手を挙げるなど)を伝えます。
マッサージ師は刺激をすぐに停止します。
そして、快感のエネルギーはマッサージ師の手によって体中に分散され、同時に深く呼吸することによって、過剰な興奮が消えて、それに伴って早漏が一歩一歩解消されていきます。
同時にPCの筋肉に力を入れて(おしっこを我慢する要領です)、体の中にエネルギーを溜め込むことに集中しましょう。(これは軽い揺れや体の震えを伴うことが多いです)。
これにより、徐々にあなたの性的な体験が “再プログラム “されていきます。
このトレーニング中は性的な空想や妄想はしないようにします。
空想や妄想を発展させると射精のコントロールと自覚が不可能になる恐れがあります。
空想や妄想に流されないようにするためには呼吸の意識が重要です。
リンガムマッサージを受けずに家庭でできることも紹介されています。
-リラクゼーション・エクササイズ
自己流トレーニング、瞑想。
– イメージトレーニング
毎朝起きる前に、長くて楽しく、射精をコントロールできることをイメージしてください。必要に応じて、「ストップアンドゴー法」(後日掲載予定)の準備としてイメージトレーニングを活用しましょう。
– 骨盤底筋トレーニング。
高齢になるとよく起こる骨盤底の弱さによる早漏を防ぐことができます。
-PCの筋トレ。
射精したい衝動に駆られたら、PC筋を引き締めます(これは男性が排尿時に排尿を止めるために使う筋肉です)。
-「今ここ」にいること。
特に刺激を受けている間は、「誰か」や「何か」を空想(妄想)しないで、その時の自分の状態に意識を集中しましょう。
-タオヨガマスターのマンタク・チア氏は、射精直前に歯を噛んだり、目を丸くしたりすることを推奨しています。変な感じですが、うまくいきます。
以上が著者の提案する早漏解決のヒントですが、私からもひとつ、即効性のあるテクニックを紹介させていただこうと思います。
それは、射精しそうになったら睾丸を思いっきり引っ張り下げる、という簡単なものです。
これは男女間のセックスにおいて推奨されているテクニックなんです。
意識的に深呼吸を続けるのも実効性が高いようです。
オナニーの際に是非試してみてください。
リンガムマッサージは、長時間(少なくとも30分以上)刺激を与え続けることで、より大きなオーガズムを得るものですが、当店では「男性機能強化プログラム」の一部として提供させていただいておりますので、リンガムマッサージに割く時間はそれほど長くはありません。
ですが、ご希望の方には時間の範囲内で、コントロールのお手伝いをさせていただきますので、ご希望の方はご遠慮なさらずにお申し付けくださいませ。
次回は射精管理について書いてみようと思います。
参考図書:Lingam-Massage (著) Jürgen Becker, Michaela Riedl
