リンガムマッサージの意義

ドイツから取り寄せた(Kindleで買っただけ)「リンガムマッサージ(ペニスマッサージ)」で、リンガムマッサージをあらめて勉強しております。

読み進めた中で、「お」と思ったことなどを共有してみようと思います。

ステイホームの埋草に、おつきあいただければ幸いです。


本の序章に、著者たちにとっての「リンガムマッサージとはなんぞや」が書かれてありました。

やや抽象的で理解しがたい部分もありますが、リンガムマッサージへの理解の参考になると思ったので抜粋で紹介してみますね。

なお、本著において、セクシュアリティという言葉がよく出てきます。
日本において「セクシュアリティ」は狭義で「性的指向」を指すことが多いのですが、この本においては、広義での「人間の性のあり方」を意味しているとおもわれます。

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著者(男性)からのメッセージ

「それまで私が知っていたセクシュアリティとは対照的に、このリンガムヨニマッサージグループ(JK注:リンガムはペニス。ヨニはヴァギナ。)は、主に刺激や宇宙的なオーガズム(これらは美しいかもしれませんが)についてではなく、セクシュアリティについての延長線上にありました。」

「そこでは、私は自分のリンガムだけでなく、一般的に私の男らしさとの全く新しい関係を得ました。ホルモンの圧力や外部からの刺激に依存しない、老後まで私を養い、伴走することができる性の形に直面していることを感じました。」

「リンガムマッサージに触れる前は、私のリンガ(ペニス)は働かなければならないものでした。自分とパートナーに喜びを与えるのがリンガムの仕事だと当たり前のように思っていました。今では、思考、触覚、感覚が融合した旅へと誘ってくれることを発見しました。

著者(女性)からのメッセージ

「私が1995年に最初のリンガムマッサージをすることになっていたとき、私は信じられないほど興奮し、そして何よりも、リンガムが触れられることで名誉を与えられる多くの手法があることに驚きました。」

「自分の番になったとき、完璧ではなかったとしても、今は自分がしなければならない最善を尽くそうと思いました。私は相手に心を開き、コンタクトを取りました。私は長い間彼の目をじっと見つめていましたが、完璧なマッサージを期待している人は私の前に誰もいませんでしたが、触れられて、尊敬され、愛されたいと思っている男性がそこにいました。」

「私は最善を尽くしましたが、相手はマッサージ中勃起していませんでした。私は何を間違ったのだろう?彼は私のタッチが好きではないのだろうか?」

「それから腕の中で寝転んで話をしました。彼は、私のタッチは気持ちよかったけど、興奮しすぎて勃起しなかったのだと断言してくれました。男性が勃起しなくてもリンガムを触られて楽しんでいるというのは、私にとって全く新しいことでした。彼と話して、セックスとはどんなものかという行き詰まった考えを捨てることができて良かったです。」

「それ以来、私は男性にたくさんの質問をするようになりましたが、今では男性のセクシュアリティや男性についての私の考えの多くが間違っていたことを理解できています。
しかし、それらを変えるのは簡単なことではありません。古い偏見や考えは非常に強力で、心の奥底に居座り、不安を感じるとすぐに前の自分に戻ってしまうからです。」

「古いイメージやアイデアを手放して、未知のものに自分自身を開くために私たちが何度も何度も可能にしてくれるのは、男性のための愛、人々のための愛です。」

「セクシュアリティを養うには、セキュリティ、受容、理解、愛が必要です。これは男性と女性の両方に適用されます。」

「女性と同じように、男性もセクシュアリティを発達させるためには首尾一貫した枠組みが必要で、それには外的条件だけでなく、例えば、リラックスして受け入れてくれる相手が必要です。」

参考図書:Lingam-Massage (著) Jürgen Becker, Michaela Riedl

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