2019/11前立腺マッサージ研修タイ旅行記06-サラ寺院レッスンのまえがき-

「ここのレッスンを受けるとれいきが使えるようになるよ」というので参加したサラ寺院主催のレッスン。

その話を書こうと思ったものの、なにをどうお伝えしたらよいやらまとまらず随分時間が勃って間違い経ってしまいました。

といいますのも、このサラ寺院のことやレッスンの様子をお伝えしたときに返ってくる反応が予想できるからです。

「瞑想をすることでその人が持つ潜在的なスピリチュアル力を高めるんだよ」「修行中は上下白い服を着るんだよ」「サラ寺院にいるシャーマンは難病を治癒する力をもっていたりするんだよ」

さて、みなさんどうでしょうか。

「うっ!それって・・・」とお思いにならなかったでしょうか。
私が「サリンのアレとかスカラー波のアレとは全く違うよ。怪しくないよ!」とやっきになればなるほど「ああ、JKはあっちに行っちゃったのか」と思われるなぁと思ったので、筆が進まなかったのです。

私自身はスピリチュアルとはなんぞやってのもよくわからないスピリチュアル素人ですが、「よくわからないし科学で証明されてないけどなにかあることを否定する根拠も持ち合わせていないので頭からは否定しない」というスタンスの人間です。

例えば、MRIで椎間板ヘルニア判定された人が、患部に触らず頭のほうでなにやらクルクル手を回すだけの療術を受けただけで痛みが減少し、再度MRI検査したところでヘルニアが解消されていた、ということが実例としてあるのですが、そういう現象に触れた際に「よくわからんが実際治ったのであれば、まだ科学で解明されていない潜在的な能力があるんだろう。」と、納得できる感じです。

私は、タイマッサージを最初に習ったスクールで「私達は手からエネルギーを出して、そのエネルギーでお客様を癒すんですよ」と言われたとき「ウソつけ。手からエネルギーなんて出るはずがない」と心のどこかで思っていました。
ある日レッスンで余興的に講師の指示で、両手を「前にならえ」の状態にした生徒の手と手の間を、自分の手で上から下へ通り抜けさせるというものやったときに、手と手の間に温もりを感じました。
「体温で温かいんじゃねぇか」と思いましたが、次に講師が前にならえしている生徒に呼吸を止めるよう指示した後に同じことを繰り返したところ、あきらかに先ほどと温度が違っていました。

呼吸を止めて直ちに体温が下がるとは考えられません。
マッサージ初心者の生徒でも、呼吸を止めるだけでこんなことができるのはとても不思議で面白いことでした。
その経験は私の中では結構大きくて、それからは「なんかわからんけどなんかあるんだ」という考え方もできるようになりました。

その後、タイや国内でタイマッサージなどを勉強する間にも、特に自分になにかパワーがあるなんてことを思いもせず今日まできたわけですが、これまでにお客様や勉強会でパートナーになった人から「お前の手にはパワーを感じる」と言っていただくことがありました。
自分でコントロールしていないものの存在を確信できるほど私は無垢ではありませんので、嬉しくはあったけれども「そうなんだ」で終わりにしてきました。

ですが、タイで友達になった女性が「れいき」とやらが使えるようになり、実際に私の体の悪い部分を当てられたりする経験を通して、彼女ほどにはなれなくても、もし自分にもなにかパワーがあるのならば、それを増強できたらお客様のお体にもっと喜んでいただけるのではないかと思うようになりました。
例えば、ちんこに手かざししたら、ただの泌尿器に戻っていたちんこが生殖器にリボーン、といったような。
それができるとしたらマスタークラスなのでしょうけれども。
そんなこんなで、本年度の「サラ寺院のレッスン」を受講することにしたのです。

さて、レッスンの感想ですが、結果を先に書くと「おもしろかった。また行ってみたい。」です。

現場ではいろんなことを見聞きしました。
恐らくこれが日本のどこかで同様のことが行われていた場合、「これヤバイやつだ」と、きっと受け入れることができなかったと思います。
ですが、チェンマイの片田舎というロケーションと、そこに集うタイ人々の素朴なそして篤い信仰心に胸を打たれ、レッスン日程半ばから「これはこれで有り」と思えるようになりました。

と、長い言い訳をすませた上で、次からサラ寺院での出来事を書いてみます。

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