10月が来たというのに、まだ暑い日が続く相変わらずの狂った天気ですが、冬に備えてちょっとした装置を自作してみました。
どういう装置かと言うと、吸気口から入った冷たい空気を部屋の上部から部屋に取り込むものです。
何言ってっかわかんね、と思われたかと思います。
当店には強制換気の設備があります。
部屋の壁に吸気口があって、浴室や台所にある換気扇による排気によって、強制的に給気口から外の空気を室内に取り込むというものです。
感染症予防策として換気扇を強で稼働させて換気力を担保していますが、施術部屋の吸気口が壁の下側にあり、空気の流れでお客様に冷たい空気が直撃してしまうことが悩みでした。
男性機能ケアもタイマッサージも、お客様には全裸で施術を受けていただくからです。
感染症流行以前、というか開店時から様々工夫してきましたが、ある時豆球が光り、「いっそ吸気口に上側を開けた箱を被せば、冷たい空気が上から室内に入って、お客様に冷たい空気があたらないんじゃね?」と思いつきました。
吸気口に相当する箇所は箱に穴を開けて、周囲に磁石板を貼付けて、壁側にも同様に磁石板を貼り付けておけば、箱と壁が密着し、そこからは冷たい空気が漏れないはずです。
思いついたら早速実行です。
各所寸法をはかり、自分なりに設計図を書き、東急ハンズで材料を購入し、カッティングサービスを利用して部品を揃えました。
そして、ある日の施術後に、「部品同士を貼り付けて組み立てるだけや!」と作業開始。
パネルは幅7ミリしかないので、防寒力アップもねらってパネルに幅2センチの発泡スチロールを貼り付けたのですが、発泡スチロール用接着剤って材料の両方に塗りたくって、それを乾かして貼り付けるので予想外に時間をとられました。
組み立てるだけなので1時間位でできるかと思いきや、先述の発泡スチロール接着に手間どったり、このサイズのものをできるだけ精密にひとりで組み立てようとすると大変だったりで捗らず、夜の10時から作業開始して、完成したのがテッペン超え4時でした。
作業中は「俺は夜中に何をしているのだ」とちょっと後悔しましたが、完成したものを眺めていると、自分なりの達成感があって大満足です。
例えそれが立て看板のような仕上がりであったとしても。