性器信仰

性器信仰は原始日本から続く民間信仰のひとつだそうです。

日本書紀の以下の部分に、すでに性器信仰の芽が現れているように思います。

-イザナギが天浮橋から【天之瓊矛(あめのぬぼこ)】で海をかき回し、【矛から滴り落ちたもの】が積もって、淤能碁呂島となった。」そして淤能碁呂島に神の【御柱】を建て、広大な八尋殿で新婚生活に入り、そこで夫婦の契りを結んだ。-

日本民族の初性交を描いた部分ですね。

【御柱】は男根を表現したものとも言われています。

二人(二神)の性交は島をつくってからの出来事となっていますが、島を作る際に使用した【御柱】は【天之瓊矛】であるという説があり、その【天之瓊矛】ってのが「玉」で飾られた矛とのことだそうで、棒に玉で先から【滴り落ちたもの】とくると、それはもうプールの匂いのするアレで、島を作る描写がもうすでに性交のメタファーとなっているように思えてきます。

とにかく、神様同士の交合で日本が誕生したというのですから、性器信仰は国教とも言えますね。

言えませんね。
筆が滑りました。
すみません。

さて、性器が祀られる神様には2種類あるようです。
「道祖神」と「金精神」です。


 
「道祖神」とは、村の境などに祀られて、外からの厄災を防いだり、外へ行く村人守る神様だそうです。

同様の神様として「塞の神」ってのもあるそうです。

「賽の河原」でおなじみの賽ですね。

賽には「塞ぐ、遮る」という意味があります。

この「塞の神」として、男根と女陰が祀られることが多いそうです。

かつて、男女の生殖器には災厄を除く呪力があると信じられていたようです。

中でも男根は古来より豊穣をもたらすと考えられていたようです。

さて、もう一方の「金精神」ですが。これは、縁結び・出産・性病の守り神・夫婦和合・家庭円満・子孫繁栄・一族繁栄・精力減退、婦人病・夜尿症にご利益があるとされています。

「金」は堅くて立派なもの、「精」は精力絶倫そのものであり、力強く勃起する男性器そのものをイメージしています。

google先生によると、「同じく男根の形をした御神体を祀った道祖神(塞の神)と混同されることが多いが、基本的に男根形の道祖神(塞の神)と金精神は異なる神である。」だそうです。


さあ、私が巡るべき神様が絞られてきました。

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