
「タントラ」と聞くと、スピリチュアルな宗教的実践や、あるいは“セックスのテクニック”のように思われがちかもしれません。ですが本来のタントラは、もっと広く、「感覚」と「意識」を深くつなげていくための方法論です。
この記事では、そのタントラの考え方をベースにしたオナニーワークをご紹介します。呼吸と少しの工夫を加えることで、快感の質が高まり、射精コントロール力も自然と育っていきます。
タントラとは?
タントラは、5〜6世紀ごろのインドで生まれた、心身の修練体系です。仏教やヒンドゥー教の一部に取り入れられ、「宇宙と自分とのつながりを感じる」「気づきの感覚を深める」ために、呼吸法や瞑想、身体感覚の探求、そして性エネルギーの活用が行われてきました。
ここでいう“性エネルギー”は、単に性的な快楽のことではありません。命の根っこにある、深くて強いエネルギーのことです。それを抑えるのではなく、味わい、活かす。これがタントラの重要なポイントです。
オナニーにタントラを取り入れてみると
日常的なオナニーは、多くの場合「ムラムラ → 出す → 終わり」となりがちです。でも、そこに「呼吸」「感覚への気づき」「タイミングの選択」を加えてみると、
- 快感の質が深まる
- 体にエネルギーがめぐる感覚が出てくる
- 射精のコントロール力がついてくる
といった変化が現れてきます。
結果として「早漏が改善した」「セックスの満足感が変わった」と感じる方も少なくありません。
実践ワーク:呼吸で波を味わい、選べるようにする
1. 始める前に3回深呼吸
まずは目を閉じて、ゆっくりと鼻から吸って、口から吐きます。 「今日は自分の快感を深く感じてみよう」と決めてから始めましょう。
2. 快感が高まってきたら、ギリギリのところで止めて深呼吸
ここで意識したいのが、「ポイント・オブ・ノーリターン」です。
イント・オブ・ノーリターンとは射精直前のタイミングのこと。「あ、そろそろ出そう」と思ってから数秒後の「あ、イクイク」となるあの時点。ここを過ぎると射精は止められません。
この“戻れなくなる手前”で刺激を止めて、深く吸って、吐く。 吸うときに快感が、性器から下腹部、胸、頭の方へと上に引き上がるイメージを持ちます。これは実際になにも感じなくてもイメージするだけで大丈夫です。最初はなんの感覚もなくてもお一年ぐらいやっていると、なにかが性器(前立腺)から骨盤、背骨を通って頭頂部に移動していくのを感じてきます。
3. 再開してまた止めて
この流れを2〜3回繰り返します。
この過程で、次第に「出したい衝動」が静まり、 体がポカポカするような感覚、 呼吸と快感が連動しているような感覚に気づくかもしれません。
4. 最後はふつうに射精してOK
タントラは禁欲ではありません。 深く味わって、最終的に射精しても構いません。 むしろ、「出す前に引き上げた快感」があることで、射精の満足感が大きく変わってくるでしょう。
このワークのメリット
- 快感の波を観察できるようになる
- 自分で“もうすぐ出る”タイミングを把握できる
- 早漏の原因となる「無自覚な射精反応」にブレーキがかかる
- オナニー後の虚しさや疲労感が減る
- セックスのときのコントロール力が上がる
まとめ:タントラは「気持ちよくなる力」を育てる
このワークの目的は、「気持ちよさをがまんする」ことではありません。
むしろ、自分の快感にきちんと向き合って、より深く味わうことです。
タントラでは、性エネルギーは“コントロールすべきもの”ではなく、“整えて活かすもの”とされます。
このタントラ的オナニーワークは、その第一歩として最適な練習です。
「気持ちいい」に主導権を渡すのではなく、「自分が気持ちよくなりたい形で、味わう」。
この感覚が育ってくると、射精の質も、パートナーとのつながり方も、静かに変わっていくはずです。
実は私も一時期これを実践していました。
といっても、ジャップカサイ(睾丸マッサージ)を学ぶ過程で知った、道教(中国の3大宗教のひとつでジャップカサイ(睾丸マッサージ)はその修業法のひとつ)で推奨されている「性エネルギーを身体に循環させる)ための訓練として、試しにやっていました。
インド発祥のタントラも同じことをいっているのは面白いです。
それはともかく、「オナニー後の虚しさや疲労感が減る」とありますね。
虚しさってのは賢者タイムのことだと思いますが、私は長年オナニーし続けてきたのでオナ慣れし、今ではノー賢者タイムです。
だから当時でもその感覚は実感できませんでした。