カルサイネイザンを勉強していくと道教の考え方に触れていくことになるのですが、道教では「セックスはガンガンすればいいけど射精はしないようにするんやで。」という教えになってます。
私は「射精しない人生って何のための人生かッ!」と思い、カルサイネイザンの考え方やポイントなどは男性機能ケアに取り入れるけど、そこの部分は採用しないと固く心に誓っている有り様です。
さて、そんな未熟な私の後ろ支えとなりそうな、「射精をしたほうが心と体の健康にいいですよ」という研究結果があるので、その内容を紹介させていただきます。

第5回:慢性前立腺炎とうっ血対策としての射精
― セルフケアとしての生理的意義 ―
射精には、前立腺がんリスクの低下やホルモン調整といった長期的な健康効果だけでなく、前立腺における慢性症状の軽減という側面もあります。
本稿では、慢性前立腺炎およびうっ血性症状と射精の関係について、臨床知見と生理学的根拠に基づいて解説します。
慢性前立腺炎とは
● 症状の特徴
慢性前立腺炎(非細菌性慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群)は、以下のような症状を特徴とします。
- 会陰部や陰嚢の鈍い痛み・違和感
- 頻尿・排尿困難・残尿感
- 性交時の不快感、射精痛
- 精神的な不安・抑うつとの関連
● 原因は「炎症」や「うっ血」
多くのケースでは、明確な感染は見つからず、前立腺液のうっ滞、血流の停滞、神経過敏、筋緊張などが原因と考えられています。
これは“機能性疾患”の一種であり、明確な治療法が存在しない場合も少なくありません。
射精による排出と循環の促進
射精には、以下のような生理的効果が期待されます。
1. 前立腺液の排出
- 射精によって前立腺腺管が収縮し、内部の分泌物を外部へ排出します。
- これにより、うっ滞した液体や老廃物を一時的にリセットする効果があると考えられます。
2. 骨盤内の血流改善
- 射精時には会陰筋や骨盤底筋がリズミカルに収縮し、局所の血流を一時的に増加させます。
- これにより、軽度の浮腫や充血の解消が期待されます。
3. 神経系の調整
- オーガズム後の副交感神経優位状態が、局所の筋緊張緩和・炎症反応の抑制に寄与する可能性があります。
臨床報告と実感ベースの知見
いくつかの泌尿器科医の報告によれば、慢性前立腺炎の患者に対して「定期的な射精を促すこと」が、症状の緩和につながった例があるとされています。
また、慢性症状に悩む男性の中には、「性行為やマスターベーション後に症状が軽快する」と主観的に感じているケースも少なくありません。
ただし、すべての症状が射精によって軽減するわけではなく、過剰な性的刺激がかえって悪化要因となる場合もあるため、頻度と体調のバランスが重要です。
射精を“管理する”という視点
治療行為ではないものの、射精をセルフケアの一つとして捉えることは理にかなっています。
- 「ためすぎない」
- 「無理に増やさない」
- 「周期的に解放する」
こうした視点で、前立腺への負担の偏りを減らす生活習慣をつくることは、中高年期の男性にとって重要な対策となります。
次回予告
第6回:「射精の“しすぎ”は体に悪い?
─ 都市伝説と最新研究のあいだ ―」
※参考文献:
- Nickel JC. Urology. 2003;62(5):9–14
- Mehik A. et al. BJU International. 2000;85(8):932–939
- Krieger JN et al. NEJM. 1999;340(18):1363–1369
- 中国泌尿器科学会診療ガイドライン(2022年版)
- 慢性前立腺炎患者への生活指導報告(日本泌尿器科学会・非公式資料)
施術後シャワールームからでてこられたお客様から「おしっこがいつもより勢いよく出せたよ!」と言われることがあります。
私自身は前立腺トラブルによる排尿困難は未経験ですが、オナニー直後の排尿の困難さからなんとなくそのつらさは想像できます。
なので、お客様に晴れ晴れとしたお顔でそう言っていただけたときは、我がことのように嬉しく晴れやかな気持ちになります。
当店では治療行為は行っていませんが、男性機能ケアに含んでいるリンガムマッサージの帰結と前立腺マッサージとのコンビネーションが一役買っているのかもしれませんね。