射精の達成感を邪魔するもの

最近、複数のお客様から
「精液を飛ばすにはどうしたらよいか」
というご相談をいただきました。

これまでは
「精液の量が多いこと」
「骨盤底筋を鍛えること」
「精液のほとんどは水分なので、水分をしっかり取ることをおすすめします」
とお答えしてきました。

ただ、あらためて調べてみると、
どうやら問題のポイントは「量」ではなく「達成感」にありそうだ、ということに気づきました。

これは私にとっても、今までにない視点でした。
そこで今回、過去に扱ってきた精液量の話題も含めて、あらためて整理してみたいと思います。


「飛ばす」という現象について

射精の勢いは、主に次の要素に影響されます。

  1. 射精反射の強さ(神経)
  2. 骨盤底筋の収縮タイミング
  3. 前立腺・精嚢の収縮の協調

つまり、精液を遠くに飛ばすために重要なのは、
精液の量そのものよりも「射精時の勢い」です。

この勢いは、射精反射と骨盤底筋、前立腺の収縮が
うまく連動することで生まれます。

水分をしっかり取ることは大切ですが、
サプリや特定の食品で、急に飛ぶようになるわけではありません。

では、この
射精反射と骨盤底筋の収縮タイミング
どう整えればよいのでしょうか。


射精は「自律神経反射」

射精は、自律神経反射によって起こります。

自律神経反射とは、
考えたり頑張ったりしなくても、体が自動的に起こす反応のことです。
心臓が勝手に動く、眠くなったら眠くなる、くしゃみが出る。
これらと同じ仕組みです。

勃起や射精も、この反射のひとつで、
意識的にコントロールしようとすると、かえって起こりにくくなる
という特徴があります。

骨盤底筋も、
「自分でギュッと締める筋」ではなく、
反射的に収縮する筋として働きます。

過度な緊張や息止め、焦りは、
交感神経の過剰な働きや、射精反射の協調不全につながりやすくなります。


「飛ばしたい」の背景にあるもの

お客様のお話を伺っていると、
「飛ばしたい」という言葉は、

  • たくさん出ている感覚がほしい
  • しっかり射精できたという実感がほしい
  • 男としての手応えを感じたい

といった、心理的欲求の言い換えであることが多いと感じます。

射精時の快感の強さは、
精液量そのものよりも、

  • 射精反射の明確さ
  • 身体全体の連動感
  • 「出し切った」という主観的な認識

に強く左右されます。

「遠くに飛んだ」「勢いがあった」という体験は、
脳内で成功体験として処理されやすいのです。

男性はとくに、
「量」や「勢い」といった見た目を、
自己評価の指標にしやすい傾向があります。
これは文化的・社会的な影響も大きいでしょう。

「飛ばしたい」という言葉の背景には、

  • 最近、量が減った気がする
  • 射精が弱くなった気がする
  • 年齢への不安
  • 男性性への自信の低下

といった感覚が隠れていることも少なくありません。


ポイントは「達成感」

多くの方が言う「飛ばしたい」は、
実際には量や勢いそのものよりも、

  • しっかり射精できた
  • 男らしさを感じられた

という達成感を求めているのだと思います。

そのために大切なのは、
体の反応を邪魔しないことです。

達成感を得やすくするために、
次のポイントを意識してみるとよいかもしれません。

1.射精の瞬間に頑張らない

出す瞬間に力を入れすぎると、
体の反射がかえって乱れやすくなります。

2.呼吸を止めない

息を止めず、吐く呼吸が続いているほうが、
射精の感覚ははっきりしやすくなります。


今日からのオナニーで、
こうした視点を取り入れてみてほしいです。

そしてその体験談を聞かせていただけたら嬉しいです。

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