精子の発見-なぜか思いついて顕微鏡で見てみた人-

ペニスの文化史」には「精子の文化史」の章があります。

みなさんに紹介させていただきます。

精子が発見されたのは案外遅かったようです。

1677年、オランダの若い医師ルイスが淋病患者の精液を顕微鏡でみてみようとなぜか思いついて見てみたところ、なんかウヨウヨ泳いでいるのを見つけた。

同年ルイスは、繊維の品質評価を目的として顕微鏡を自作していた繊維商人のハンと出会い、ハンは犬とうさぎの精液に関する論文を書き、その中でオタマジャクシに似たそれを「微小生物」と名付けた。

さらにオランダの医師ニコラスが、その微小生物によって妊娠という現象を理論付けた。

このニコラスは当時、「微小生物を最初に発見したのは俺」と、精子を最初に見た者としての栄誉を我が物としていた。

ニコラスはいけすなかいヤツですね。

でも現在ではこうやって、然るべき人の名前が歴史に残っていてよかったと思います。

参考図書;ペニスの文化史  Marc Bonnard (原名), Michel Schouman (原名), 藤田 真利子 (翻訳)

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