「リンガムマッサージ」を参考にして、今回は男性最強の性感帯「亀頭」と「包皮」について書いてみます。
まずは「亀頭」から。 亀頭には多くの神経、特に勃起組織(陰茎背神経)を走る主神経が繋がっているため、快感に敏感な構造になっています。
これらの神経は脳に直接接続されており、興奮、勃起、そして時が来たら射精に関する情報を伝達します。
亀頭の皮膚は非常に薄く、多数の神経終末を持っているため、小さな刺激でも知覚することができます。
なので竿部分に比べて、亀頭を扱うときには注意が必要です。
男性がリンガムマッサージ中に気持ちいいか不快になるかは、マッサージ中の施術者とクライアントのリラックス度合いが大きく関係します。
次に「包皮」について。 包皮は亀頭の下の小帯(皮膚の溝)にくっついています。
小帯の両サイドには体液を分泌する腺があります。 この分泌液が恥垢、いわゆるチンカスになります。
なので、小帯の周囲を定期的に洗う必要があります。
小帯、いわゆる裏スジ付近とそこに繋がっている亀頭の下部のカリは、女性のクリトリスに相当します。
なので、このエリアのマッサージは、特に気持ちいいと感じられます。
包皮自体は女性のクリトリスのキャップに対応し、過度の摩擦から敏感な亀頭を保護します。
包皮は外包皮と内包皮の2つの層で構成されています。 外皮はペニスの皮のように見えます。
包皮の内側は粘膜で、口の中の皮膚に似ています。
皮膚のこれらの2つの層は剥いたり戻したりによって、内包皮が表に現れたり裏に戻ったりといったように、自由に動くことができます。
それらは多数の神経終末を含んでいます。
勃起していない状態で亀頭を直接刺激することは、しばしば不快なものとして知覚されますので、男性によっては包皮を亀頭に被せて摩擦して楽しみます。 いわゆる皮オナですね。
研究によると、皮オナは早漏が促進されてしまうとされています。
リンガムマッサージは、大幅に拡張された形で喜びと官能を楽しむことを可能にします。
男はそれらを通して多種多様な感情的特質を体験することができます。
亀頭と包皮は私達に多くの歓びを与えてくれるかけがえのないものですが、彼らについてよく知ることで、彼らへの愛おしさが深まり、ひいてはそれが自己肯定につながったなら幸いです。
参考図書:Lingam-Massage (著) Jürgen Becker, Michaela Riedl