2018/01ジャップカサイ研修タイ旅行記11~ダメ押し~

「ひぃーッ!泣きっ面に蜂!泣きっ面に蜂!泣きっ面に蜂!」

泣きっ面に蜂!を3回繰り返しています。もっと他の言葉でも今の状況を表したかったのですが、その時は動揺と教養の薄さによって思い出せず繰り返すしかありませんでした。「弱り目に祟り目」や「踏んだり蹴ったり」もあったのにと冷静になった今ならわかります。

そんなことより、異国の地で、しかもまだ旅程が残っている状態でiPhoneがお釈迦になったら泣くに泣けません。
この島にiPhone修理ショップがあるとは思えません。

「落ち着け冷静になれ!」と再び自分に言い聞かせました。

実は以前に沖縄の海で同様の惨事にみまわれてパニクったことがありました。
幸い、後日調べた「海に浸かっちゃったiPhoneの手当て方法」がまだ頭に残ってました。

「こういう時の悪手は心配になって電源を入れたり切ったりすること。速攻ショートして復旧できなくなる。」
「海水は凶悪。そのまま乾燥させると基盤に塩がふいてしまって復旧の可能性が格段に落ちる。だから速やかに電源を落としてただの金属の塊になった状態で中を真水で洗浄すること」

当時、私は沖縄の海で慌てふためき、「iphoneちゃん!iphoneちゃん!」と溺れて気を失っている我が子をひっぱたいて気づかせようとする親のように何度も電源ON、OFFを繰り返しているうちに、そのうちウンともスンとも言わなくなり、「そうだ!こういうときは乾燥だ乾燥!」とそのまま冷蔵庫にほうりこみ、翌日修理ショップに持ちこんだときには「塩田てこんな感じなんだね」と学習できるほど塩がびっちり基盤に張り付いており、「どうにか通信は使えるようにできましたがそれもいつまでもつかわからないので東京に帰ったら速やかにバックアップとって別のiphoneに買い替えることを激しく推奨します」と言われた過去があります。

まずやるべきは電源を落とし、宿でiPhoneを水洗いすることだ、よし判断できてる、脳はまだ大丈夫、と妙な安心を感じつつ、まずはその場で電源を落としました。
そして少しでも海水を出しておこうとブンブン振ったら、iphoneⅩは両サイドボタンで起動する仕様になっており、そしてそのボタンをしっかり握って降ってしまったがために電源がONに。  

「ヒギィ!」と、頭を強打した時より動揺してめっちゃ早足で宿を目指しました。

宿に帰って速攻水洗いして、中の水分を飛ばすためにブンブン振ったらまた電源ONに。
なぜこういう時にピンポイントでそんなことになってしまうのか。

さて、今回こうなることを予測していたかのように、出発前に100円ショップでシリカゲルを買って持ってきていました。

すごい準備いい、俺。

iPhoneをシリカゲルを詰め込んだジップロックに入れて待ちましたが、待ちながらふと「こんなに電源OFF ON繰り返したのにiPhone普通に起動してる。沖縄ではウンともスンともいわなくなったのに」ってことに気がつきました。

そこではたと思い出しました。

沖縄で海水につけたiPhoneが結局カメラなどが使えなくなったので、くそ高いiPhoneⅩに変えたのですが、そのくそ高かったiPhoneⅩったら生活防水仕様だったんです。
実際は水没は想定されていないのですが、今回どっぷりつけたわけではなく、防水ケースに浸水していた海水が少量だったことが幸いしたのかもしれません。

助かりました。
沖縄で失敗したせいで渋々買ったiPhoneⅩが防水仕様で今回参事を免れたことに不思議な繋がりを感じます。

私はついてます。

「iphone無事だったらもう大丈夫」と頭蓋骨のガリって音も忘れ、部屋の前に用意されているハンモックで本を読んでいたら蚊が寄ってくる寄ってくる。

「血の匂いだ!」と気づいて慌てて部屋に入りましたが、中指を曲げると痛みが走る事に気が付きました。
薬局で状況を説明し、タイバーバームとアンメルツどっちがいいの?と聞いてみたところ、貼り薬や塗り薬より錠剤が効くとのことだったので、それを購入し速攻飲んでおきました。

レストランでエビやよくわからない魚を焼いてもらっての夕食。
リペ島の夜は寂しすぎずうるさすぎず、いい感じです。

色々ありましたが、1日が穏やかに終わって良かったです。

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