2025/1マレーシア・タイ研修旅行記-04クアラルンプール駆け足観光01-バトゥ洞窟-

明日チェンマイに移動するので今日はクアラルンプール観光の日にしました。

本当だったら昨日のマッサージレッスンの復習に充てる日だったんですが、先述の経緯で先生、今日は他の予定入ってるからです。

朝食はホテルの下にあるレストランで、マレーシアの伝統的な朝食だという、ロティ・チャナイ+テ・タリック(マレーシアミルクティ) 約RM10(約300円)を摂取してからIndriveで移動します。
ちなみに先日友人に指摘されるまで「ロティチャイナ」だと思い込んでいました。
中国のなんかなのかなぁって。
どうみてもインド系なのに。

まずはバトゥ洞窟へ行きました。
入口はこんな感じ。

進むと巨大な像が見えてきました。その横の壁面にあるカラフルなものはなに?と思ってよーく見ていると、これは階段で人々が続々と登って中腹にある穴の中に続々と吸い込まれているのが見えました。

なんか、めっちゃ急じゃね?

急さが伝わるでしょうか。
強烈な階段ですが、人の流れのまま登り始めました。

途中足が動かなくなって後ろに倒れそうになってびっくりしました。
ここで階段落ちしたら高低差と巻き込みまくりで大量の死人がでる。
このことを通して「そうだ俺、若者じゃなかった」と再認識できてよかったです。
よくない。

途中で四つん這いで腕と膝を使って登っているおばさんを見かけました。
すぐ後ろに見守っている人が付き添っています。
頑張れと力づけているように見受けられました。

不自由な身体ながら、強い信仰心でもって腕の力で登っているのだろうか、と思うと鼻の奥がツンとしました。

さて、私はといえば階段落ちすることなく無事登り切ることができましたが、それだけの思いをするだけの価値があると思える素晴らしいところでした。

ペナン島の中国寺院でやったようにお祈りイベントに参加しようかと思いましたが、額に赤い紅をつけてくれるガチ感のあるやつだったので、遠慮してキャンドルとお線香だけにしておきました。

この中にも四つん這いで少しずつ進んでいるおじさんがいました。
これまた後ろに見守っている人がついています。
最初はこのおじさんも身体が不自由なのかと思いましたが、もしかしたらこれは参拝のスタイルなひとつなのかなと思えてきました。 

わざわざ参拝のハードルを高める信仰心の強さもそうですが、それを後ろについて支える人がいるという、このシステムそのものになんとも言えない感動を覚えました。

さて、岩肌にはお猿さんたちがいました。
「わぁ」と歓声が上がったのその方向を見ると猿が交尾を開始していました。
家族連れがたくさんいましたが、小さなお子さんたちもその様子をつぶいさに観察なさっておられました。「マミィとダティとおなじ(略

秒で終わってたのでただのマウンティングかな?

腰の高さの柵はあるけど、猿がこっちにくるのはフリーパスでした。

さて地上に戻るため、あの強烈な階段まで行ったら、先ほどのおばさんが後数段で到達する、というところでした。

やっとここまで来られたのか、と思うと応援せずにはいられなくなってつい立ち止まって到達の瞬間を見届けてました。

誰も拍手なんかしませんが私は感動して涙が出てきたので心の中で拍手しました。 

例えこの人の願いが「嫁のいる男が別れて私に乗り換えますように」といったようなひどく自己中なものであれ、こんな大変でしんどいことをやり遂げたのだからとにかく祈念が成就しますように、と心の中で祈りました。

このように1人で胸を熱くしておりましたが、最後の段を上り切ったおばさんは立ち上がってスタスタと寺院の方へ。 

やっぱりあれは参拝のスタイルのひとつだったんですね。

お身体が不自由でなくてよかったです。

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