ストレッチについて先日youtubeでストレッチの研究者が興味深いことを話しているのを聞きました。柔軟性の個人差はストレッチした際の痛みに対する耐性の個人差によるものだ、硬い人はストレッチの際に感じる痛みを我慢できないからそれ以上伸ばせないということです。
限界までストレッチしてしばらく我慢すると、その次に同様のストレッチをした時にはさっきよりも伸ばせた、という経験はみなさんにあるのではないかと思いますが、それは最初のストレッチで痛みのしきい値が下がったことによるもので、筋肉が柔らかくなったからではない、というのです。
これは意外です。
ではその痛みの正体ってなんなのだろう、と気になったのでチャッピー(ChatGPT)に聞いてみました。
ストレッチをしているときに感じる痛みには、いくつかの要因が関係しています。以下にその正体と原因のメカニズムを説明します。
痛みの正体
ストレッチ中の痛みは、主に以下の3つに分けられます:
- 筋膜や筋肉の張力による刺激
ストレッチにより筋肉や筋膜が伸ばされると、筋肉内部の「筋紡錘」というセンサーが反応します。このセンサーは筋肉が過度に伸ばされるのを防ぐために働き、脳に「これ以上伸ばすと危険」という信号を送ります。その結果、痛みとして認識されます。 - 関節や靭帯への負荷
ストレッチによって関節や靭帯が引っ張られると、これらの組織内にある「痛覚受容器」が刺激を受けます。これにより、体が過伸展を避けるための防御反応として痛みを感じます。 - 筋肉内の酸素不足や乳酸の蓄積
長時間ストレッチを行うと、一時的に血流が制限されて筋肉内で酸素が不足したり、代謝物が蓄積することで軽い不快感や痛みを引き起こす場合があります。
原因のメカニズム
- 筋紡錘の反応
筋紡錘は筋肉の長さや伸展速度を感知する器官です。ストレッチ中に筋肉が急激に伸ばされると、筋紡錘が反射的に筋肉を収縮させ、これ以上伸ばされないようにします。この反応が痛みとして感じられる場合があります。 - 腱反射(ゴルジ腱器官)
ストレッチが続くと、ゴルジ腱器官が筋肉の張力を感知し、筋肉の緊張を緩める働きをします。しかし、ゴルジ腱器官が作動するまでには少し時間がかかるため、初期段階では痛みを感じることがあります。 - 慢性的な筋肉の硬さや癒着
日常的に運動不足や同じ姿勢を続けていると、筋肉や筋膜が硬くなったり癒着が起こります。この状態ではストレッチをすると、硬くなった組織が引き伸ばされることで痛みが強く感じられることがあります。 - 神経の反応
ストレッチ中に筋肉だけでなく神経が引っ張られると、過敏に反応して痛みを引き起こすことがあります。特にハムストリングや背中のストレッチでは、坐骨神経が関与していることが多いです。
まとめ
ストレッチ中の痛みは、体の防御反応として起こる自然な現象です。しかし、以下の場合は注意が必要です:
- 鋭い痛みや、持続する痛みを感じる場合 → ケガや炎症の可能性があるため中止してください。
- ストレッチ後に違和感が残る場合 → 柔軟性の限界を超えている可能性があります。
痛みを和らげるためには、無理に深くストレッチをするのではなく、ゆっくりとした動きと深い呼吸で体をリラックスさせながら行うことが重要です。
「ゴルジ腱器官」が作動すると痛みを感じにくくなるようですね。
その時間を少しでも早めることはできるんだろうか。
今度はこれが気になって更問いしたので今後紹介させていただきますね。