当店は睾丸マッサージ専門タイマッサージ店なのに、施術対象ではない部位の話題で恐縮ですが、「男性にきもちいい」を提供することを目指している店でもありますので、関連する話題として提供させていただこうと思います。
さて、世の中の男性は乳首を刺激して性的に快感を得る人となにも感じない人に分かれます。なにも感じない人も毎日刺激しているとそのうち性的な快感を得るようになることがあります。この変化はなぜ起こるのか、脳のメカニズムの面から解説します。
乳首を刺激したときに性的な快感を得るようになる変化は、脳の「神経可塑性」と関連しています。神経可塑性とは、脳が経験や学習に応じて変化する能力のことです。この仕組みにより、特定の刺激が反復されることで、脳内の神経回路が変化し、快感や感覚の処理が変わることがあります。
1. 神経可塑性と新しい感覚の学習
乳首の刺激によって快感を得るようになるプロセスは、神経可塑性を通じて脳が刺激に対して新たな反応を学ぶことが関係しています。乳首を繰り返し刺激することで、その部位に関連する神経が活性化され、脳の感覚処理を担当する領域(特に体性感覚野)が徐々に刺激に敏感になっていきます。
初めは何も感じない人でも、繰り返し刺激を与えることで、脳はその刺激を「重要な感覚」として認識するようになります。これが、乳首を通じた性的な快感を学習するメカニズムです。
2. 報酬系の関与
脳の報酬系(特にドーパミンを介した回路)は、快感や喜びに強く関与しています。繰り返し乳首を刺激することで、脳はその刺激を快感と結びつける学習が起こる可能性があります。たとえば、性的な興奮を引き起こす他の要素(視覚的な刺激や心理的な期待)と乳首の刺激が一緒に体験されると、乳首の刺激自体が快感を引き起こすトリガーになることがあります。
3. 連合学習と条件付け
脳は、さまざまな感覚や体験を結びつける「連合学習」によって、新しい反応を学びます。例えば、乳首の刺激が繰り返し性的な興奮やオルガスムの感覚と結びつけられると、脳は乳首への刺激自体が性的な快感をもたらすものだと認識し始めます。この過程は「条件付け」に似ており、最初は感覚がなかった人でも、次第に乳首の刺激に対して快感を感じるようになります。
4. 脳内の感覚と性的領域の重なり
乳首の感覚は、脳の体性感覚野(身体の感覚を処理する部分)で処理されますが、性的な快感に関連する領域とも相互作用しています。研究によれば、乳首の刺激は、陰部や生殖器の感覚を処理する脳の領域(通常は陰茎や膣の感覚を処理する部分)も活性化することがわかっています。このため、乳首を繰り返し刺激することで、乳首の感覚が性的な感覚と結びつけられやすくなる可能性があります。
5. 脳の感度の増加
長期的に乳首を刺激し続けると、脳はその刺激に対して敏感になり、刺激をより強く感じるようになります。この過程は、「感度の閾値が低下する」現象に関連しており、以前は快感を感じなかった刺激が、繰り返されることで感度を高め、快感をもたらすようになります。
まとめ
性的快感を感じない乳首の刺激が、繰り返し刺激されることで快感を引き起こすようになるのは、脳の神経可塑性、報酬系、条件付けなどのプロセスによるものです。脳は経験や学習を通じて変化し、感覚の処理や快感の認識が変わるため、最初は何も感じなかった刺激が徐々に快感を引き起こすようになるのです。

ちなみに「可塑性」ってのは形あるものを変形させたときに形がもとに戻らず変形したままになる性質のことです。
前立腺への刺激も「触られていることはわかるけどそれだけ」から「尿意のようなものを感じる」へ、そしてやがては「きもちいい」への変遷がみられますが、これにも同様のメカニズムが働いているのではないかと推測しています。
まだ携帯がガラケーだったような昔、乳首モロ感な友人に「どうすれば乳首がきもちいい部分になるのか?」と問うたところ「一年間飯食っている間も弄り続けよ」というハードな回答が返ってきましたが、今思えばあの友人の回答は理にかなっていたということです。